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紅茶にまつわるおはなし



紅茶の水あそび

「ウイローパターン」のお皿 

韓国のお茶
 
バングラデシュ

ティーグッズ1 「ブラウン・べティー」

ティーグッズ2 「ティーコージー」

ドラマの中の茶のシーン1 韓国ドラマ「茶の香り」







紅茶の水あそび


ここ安曇野は水が美味しいことでも自慢できそうです。
訪ねてくる知人などは「ここの水はおいしいね」と必ず言ってくれます。

東京でも自然食品をあつかう有名店「ナチュ○ル○ウス」で「安曇○の名○」を見つけることができます。
さて、紅茶を学んでいくとどうしても「紅茶と水」について調べたくなります。

今回は、ちょと水を使った遊びをご紹介しましょう。


外国の水が集まりましたので
同じ条件にして(茶葉の量、湯の量、蒸らし時間を同じにして)淹れてみました。


そのまえに、ちょっと水のはなしを・・・。

「硬度」とは、1リットル中に溶けているカルシュウムとマグネシュウムの量を
炭酸カルシュウムに換算したmg数で表したものらしい。
(なにやら、むずかし〜いヨ)
 
もう少し簡単に言うと、
水の中のカルシュウムとマグネシウムの含有量であらわしたものです。
[日本で販売されているボトルドウオーターの算出は大体(Ca×2.5)+(Mg×4)で計算してみて下さい]

ペットボトルのうらに詳しい数字が表示されていますね。
チョット自分で計算してみて下さい。

数値が多い水を硬水、少ない水を軟水といいます。

国際的に正確な定義はないらしですが、硬度100mlを境に硬水、軟水を区別しているようです。
国産はほとんど軟水ですが、
外国産のものは硬水が多いです。(ボルビックは軟水です)


それでは、紅茶を淹れるとどのように違うかというと、
硬水でいれると「味」「香り」が出にくいようです。
「水色」は硬水は濃く(黒く)軟水では明るい色になるようです。

水のpH(人の体はpH7.2~7.4)によっても変化し、
酸性だと赤色が退色し黄色っぽく、
アルカリ性
だと黒褐色にみえるようです。 (品種によって多少の差があります)

紅茶浸出液はpH5付近を示しているようです。
浸出液のpH値が5以上(アルカリ側に変化する)となると水色の明度が著しく低下するようです。

こんなミニ知識を頭にいれて、紅茶を試薬に、いろいろな国の水の硬度の高さや酸性度などを調べてみました。
さて、どの水が硬度が高くて、どの水が・・は?

なんてちょっと実験ぽく遊んでみました。

  
左から、モロッコ・中国・モロッコ・中国・ラオス・タイで購入した水
これだけ水色が違います。

でも、一番知りたいのは「紅茶が最も美味しくはいった水は・・・?」ですよね。








「ウイローパターン」のお皿


「ウイローパターン」って・・・?


日本でいちばん人気の高い陶磁器といえば、白地に青い絵付けされた陶磁器ではないでしょうか。

海外でも、「ブルー・アンド・ホワイト」は人気が高く、
スポードの「ブルーイタリアン」、マイセンの「ブルーオニオン」、
ロイヤルコペンハーゲンの「ブルーフルーテッドシリーズ」 などは有名です。


わたしの「なんとなく集まってしまったお皿」についてのお話です。

日本の古いものが大好きなわたしですが、
紅茶を好きになればなるほど、西洋のものにも興味がわきます。


数年前、アンティークのお店で、ふと目にとまったのがこのお皿です。



松本のアンティークのお店でみつけました
その後、訪れるところどころで偶然にも出会ってしまったのが、・・・


 
これはイギリスのコーンウオールのマーケットで見つけました。


 
まだまだ、大小持っていますが、いまのところお皿しか集まってないのです。


さて、これらは「ウイローパターン」といわれるもので
「ウイロー」すなわち「柳」が描かれているのです。


さらに興味をそそられたのは、「悲恋物語」がこの中に描かれていることを知ったからです。

中ほどに描かれている屋敷は裕福な役人の娘、クーン・セの父の邸宅です。
この娘と恋仲なのが 、父の書記官チャン。
当然、引き離されてしまいます。
娘はお金持ちの男と婚約させられてしまいます。
チャンはラブレターをココナッツのからに入れ、庭に続く小川にながして届けます。
ある日、変装したチャンが屋敷に忍び込み、クーン・セと逃げます。
父はあとを追ってきます

 
この橋の上の3人がそのあたりを表しているようですが・・・?
船に乗り込みやっと島に逃げ、幸せに暮らしていたそうです。
しかし、とうとう見つかり、チャンは殺され、絶望したクーン・セは命をたった。


 
そんな若い二人を哀れんで、二羽の鳥(ハトとか不死鳥とか)に姿をかえて、
皿のうえには描かれている ・・・らしい。


   
ウイローにも違った描き方が見られるように、
この物語にも、いろいろな説があるようです。

18世紀頃、ヨーロッパの王侯貴族の間で東洋、中国趣味が取り入れられ「シノワズリー」として流行しました。
このシノワズリーの流行は英国にも影響を及ぼし、18世紀のおわりには、
シュロップシャーというところで「ウイローパターン」の模様が作り出されたといわれています。


これは数年前訪れた英国のホテルの
カップボードに収められていた
ウイローパターンのお皿


イギリス、オランダで製造されたウイロー陶器は、江戸後期に我が国に入ってきました。
明治にはいって、国内向け食器として、製造され、
戦後は外貨獲得のため、ウイローパターンはアメリカへ輸出向けとして製造されたようです。

お皿のうらには「MADE IN ENGLAND]と「MADE IN JAPAN」とみることができます。

どこかでこのお皿をみかけたら、ちょっと悲しいけれどロマンティックな話を思い出して下さい。
お皿以外にも、いろいろなグッズがあるようです。
わたしも、さらに出会いをもとめて、あるいてみます。








「韓国のお茶」のはなし


茶の木を原料としないお茶は世界中にあると思います。
穀物、草木、果実などでつくられたお茶。ハーブティーはポピュラーですが
マテ茶、ルイボスティーなどすっかりおなじみとなったお茶も多いと思います。
このようなお茶は嗜好品というより「体によいお茶」として飲まれてきたようです。
お隣の国「韓国」ではどのようなお茶が飲まれているのでしょう。
緑茶は日本よりはやく、中国から仏教とともに伝わり、高麗時代には王侯貴族や僧侶のあいだで盛んだったとのこと。
また、茶の盛んな頃は高麗青磁の絶頂期でもあったということです。
しかし、次の李王朝鮮時代には儒教で治められたために、寺院と深く結びついていた茶は、仏教とともに排されたということです。
茶は一部の特権階級の飲み物でした。

それでは庶民はなにを飲んでいたのでしょう。
「高麗人参」「クコの実」などを利用したものだったようです。
家庭茶は「体にいいから飲む」お茶のようです。
日本でも韓国の食材やさんにいくと、桂皮、なつめ、五味子などの素材、麦茶、コーン茶(トウモロコシ茶)などが並んでいます。
手軽に飲めるようにティーバッグでも売られています。
わたしがトウモロコシ茶に出会ったのは友人の家でした。 (もう何年前の話でしょう)
麦茶より大きな粒で香ばし九手、ほんのり甘い、やわらかい味がしました。
ものめずらしさもあって早速手にいれました。夏の暑い日に麦茶の替わりに飲んだものでした。
友人のはなしによると、その頃(もう15年ぐらい前)日本のように飲料の自動販売機などはほとんどなく、トウモロコシ茶を飲むのが普通なのだ、といっていました。
トウモロコシ茶は体を温め、発汗、利尿作用があるそうです。

めずらしいところでは「スンニョン」といって、おこげに水や湯をさして煮詰めてつくるそうです。
想像するだけでも、香ばしい香りが・・・!

最近は身近に「ゆず茶」「カリン茶」「ショウガ茶」などが手に入ります。
たいていはジャム状態になったものに、湯を注いでいただくようで、やや甘いものが多いようです。
風邪の予防として寒い冬にはおいしいお茶です。
私が作るときは
お湯ではなく「紅茶」をいれてかきまぜます。とくにおすすめは「ゆず茶」には「ヌワラエリア」(スリランカ産)をそそぐ。


最近は韓国「伝統茶」の飲める喫茶店も増えています。

 

東京・大久保では手軽にたのしめますよ。一度訪ねてみては・・・。








バングラデシュの紅茶
 


インドの東側に位置する「バングラデシュ」元々はインド。
イギリスから独立するときイスラム教国として、
インドを挟んで東パキスタン、西パキスタンに独立した
その東パキスタンが1971年バングラデシュ人民共和国として建国したとのこと。
 
だから、紅茶があるのは当然といえば当然。
 
私の持っている3種類の紅茶は、すべてCTCの製法で作られたものです。
つまりちいさな丸々の黒い粒粒です。
一見、なにかの種のような・・・。
 
利点は、すぐ紅茶液が抽出される。
色もミルクティー向きの濃いブラウン。




毎朝、なべで煮込み式のミルクティーを作って飲んでいます。
洗い物もなべひとつ。とても簡単。
 
なにより、気を使わず手軽につくれるのが気に入っています。
 
味は・・・もちろんおいしいですよ。
 
熱いこのミルクティーをおおきなマグカップで!
明日の朝もたのしみです。








ティーグッズ1 「ブラウン・べティー」


ブラウン・べティーって?




お茶をたのしむために、いろいろ必要なものがあります。
そのひとつに「ティーポット」があります。

最近はティーバッグを飲む方が多いので、ポットを使うひとも段々少なくなってくるでしょう。
今回のはなしは、英国に憧れ、紅茶をはじめたころ読んだ本に書かれていた
「BROWN  BETTY(ブラウン・べティー)」についてです。

わたしが普段使っている「ティーポット」の名前です。
わたしが名付けたわけではなく、英国ではそう呼ばれています。

名前のとおり「茶色」のこのポット、長所がいろいろあります。
すこし重いのですが厚焼きのため丈夫で、冷めにくいのです。
そして、元々茶色なので気になる「茶渋」によるよごれが全く目立ちません。

実用的であり、形もかわいい。そんなわけで、とても気に入っています。
短所はこのポットに、茶葉を直接いれて使うのはちょっと使いにくいと思います。
なぜなら、日本の急須にあいているようなちいさな穴がないのです。
かならず、茶漉しが必要です。
英国では紅茶はほとんどティーバッグなので、茶葉は出てくることがないですから。

ポッコリしたボディがとってもかわいいでしょう。


紅茶やイギリスに関わる本の中に、よく紹介されています。

午後は女王陛下の紅茶を(出口保夫著)」

紅茶の世界(荒木安正著)」

お茶しませんか?英国で(小野まり著)」など。

 

本によると、英国ではどこにでも売っているとか、
どこの家庭でも使っているとか書いてあるもので、
簡単に手に入るものだと思っていました。

しかし、(なかなか出会えません)これを見つけたのは、
ロンドンから離れた片田舎のB.Bに泊まったとき、朝食のときグリーンの小さいポットがでてきました。
この形、もしや・・・。
もう、うれしくて。この町ならきっとある、と確信しました。
さっそくワクワクしながら、雑貨やさんへ。み・つ・け・ま・し・た。
大小サイズがあって、色もブラウンだけではなく、
英国ならではのグリーンやイエロー、ブルーもあります。

わたしのかわいいべティー、今日も美味しい紅茶をつくろうね。
とおまじないをかけ、英国風日常のティーライフを味わっています。








ティーグッズ2 「ティーコージー」



お茶をたのしむときに、ティーグッズほ大きな役割をはたします。
今回は「ティーコージー」つまり、ティーポットの保温用カバーについてのお話です。
熱いお茶は、おいしさが増すように思います。
ですから、冬には欠かすことのできない必需品です。
いまは冬でもそれほど寒いお宅は少ないとおもいますが、
ティーコージーをかけると、心まで保温されそうで、是非お使い下さい。
紅茶専門店、雑貨やでいろいろ可愛いのが手に入ります。
私の愛用品の紹介です。


一番よく使うのは、「チャイニーズ・キャップ」と名前をつけている6枚はぎでつくられているものです。
(出会ったとき「中国の子供たちがかぶっていそうな ぼ・う・し」を連想しました。わたしもこっそりかぶってみましたが(・・・))
色違いで、何枚ももっていますが、
もったいなくて、2枚ほど使うだけの日々をおくっています。
サイズが残念ながら「ちいさい」!帽子としてではなく、2杯分用の小さなポットしかかぶせられないのです。
これこそ「あなたと私のための」ティータイム用なのです。


そのほか、3枚はぎのものや、大好きなチェックのちょっと大きめのもの、


これぞスリランカ!「ゾウのアップリケ」というものなど、その日の気分でつかっています。
白い色やアンティーク風レースのかかったものは、クリスマスに使えば気分は最高!
しかし、やっぱり白いものを使うには「勇気」が必要ですね。
臆病者の私は、汚れるのがこわくて、今のところ「見てるだけ」!
「こんなものがあったらなあ」と思って、作ってもらったものは、「和風柄」のものです。



和風しつらえのティータイム用」につかっています
外国にいくときお土産のすると、とても喜ばれたりもしてとても私は満足しています。


もうひとつ、これは友人からいただいたロシア製のもので、「編み物をしているおばさんの人形」で
スカートの部分にポットが入るようになっていて、分厚い綿がはいっています。
サモワール人形」と友人は言っていましたが、わたしのサモワールには小さく、ポットには大きいので、いつもは出窓のかざりです。
(高さ30センチもあるもので)。
手芸がお得意な人は是非、お気に入りの布でお作り下さい。
とても、たのしいティータイムが演出できますよ!








ドラマの中の茶のシーン1 韓国ドラマ「茶の香り」




お茶の楽しみかたは、人によってさまざまでしょう。

私の場合、お茶を飲みながら大好きなビデオやDVDを見ることが
最近の「夜のティータイム」の過ごし方です。

そのはなしの中に「お茶のシーン」がでてきたりしたら・・・
それはもう、とたんに目が輝き、グウっと引き込まれてしまうのです。
見終わったあとは妙にホッとしてしまいます。

映画やドラマの中には様々なお茶のシーンが出てきます。
さりげなく描かれていることが多いのですが、
中には、重要な要素が含まれている茶のシーンも少なくないように思われます。
さて、今年になっても衰えることのない「韓流ブーム」。(わたしも、はまっています。)
今回は韓国ドラマ「茶の香り」を紹介します。もう見られましたか?

歌手としても大活躍のパク・ヨンハさん(冬のソナタではサンヒョク役の人です)主演の
短編ドラマ「茶の香り」の話です。

物語は、本と勉強が大好きな幼いソンジュ。
奉公人ゆえ、満足に本を読むことすら許されない。
その姿を見かけたイナ(ヨンハさん)は自分の読んだ本を彼女に送るようになる。

何年か後、重い病に侵されたイナのもとに付添人として働くようになったソンジュとの悲恋物語なのですが、
とても静かな、しっとりしたストーリーです。

 

「お茶には5つの味がある。

始めのうちは、苦みと渋味と酸味、

そしてしょっぱさだけしか感じられない。

でも、良く味わってごらん・・・・。

人生もおなじだよ」
ではじまるこのドラマ。

イナの知識深さと茶に対する哲学が大半をしめるこのものがたり、是非みていただきたいと思います。
「人生も同じだよ、苦しさを知らなければ甘さも分からない。ゆっくり味わいながら、待ってみるんだ」
「待つことを学ぶために、僕はお茶を飲むんだ」・・・・・。
茶園(たぶん「夏の香り」と同じ場所)で撮影され、新茶をつくるシーンなどが興味をそそられます。
韓国の「伝統茶」といえば、「ゆず茶」や「五味子茶」などが有名で、
「緑茶」の淹れ方など見ることが少ないので、是非、参考にしてください。
さあ、今夜は美味しい緑茶を淹れましょう。